インターンシップとは、一般的に、大学生が学業の一環として企業や研究機関などを通し、実習をすることをいいますが、現状として、日本ではまだインターンシップの定義は確立されていません。インターンシップ制度は、アメリカで発祥したco-op制度（産学共同教育）に由来し、海外では１００年以上の実績があり、既に社会に定着しています。ほとんどの欧米の学生は、将来のキャリアのために、在学中に一度は、インターンシップを経験し、自らの専門知識を深めています。欧米では、インターンシップの認知度が高く、ほとんどの大学及び教育機関では、教育課程にインターンシップ（企業研修）が組み込まれており、単位として認可されています。また、インターンシップにおける経験は、就職をする上でも必要不可欠なものと考えられています。
ここでは、理工農薬学系学生のための国際インターンシップを仲介しているＩＡＥＳＴＥによるプログラムを紹介しようと思います。夢咲もこのプログラムに参加して、ドイツの大学の研究室に２ヶ月間、インターンシップに行ってきました＾＾ （夢咲は、機械工学を専攻しましたので。）
イアエステとは？
イアエステは、理工農薬学系学生のための国際インターンシップを仲介している国際非政治団体です。１９４８年以来、ヨーロッパを中心に活動を続けており、ユネスコ、国際経済社会理事会及び国際労働機関の諮問団体として４千社に及ぶ企業の後援を軸に、現在世界８０余カ国が加盟し、これまでに３０万人近い学生を相互に交換してきました。研修終了後は、派遣元であるイアエステより研修修了証明書も発行されます。イアエステのＵＲＬは、http://www.iaeste.or.jp/jp/index.htm
イアエステのプログラムに参加する利点は、何？
イアエステのＵＲＬにアクセスしていただいて、募集案内の引受企業を見ていただければ、おわかりのように、有名な企業がたくさんあります。そこには、日本の企業の名前だけがありますが、海外にある引受企業も有名なところばかりであると思われます。つまり、個人でインターンシップに申し込んでは、とても参加できないような企業に研修に行けるということです。そして、インターンシップに参加している間は、お給料を貰えますし、企業側が住む所を用意してくれます。夢咲も２ヶ月間、お給料をもらいましたが、現地で生活するには、十分な額でした。インターンシップ生を助けてくれるスタッフもいます。つまり、安心して安くで海外に行けるうえに、自分のキャリアまで作ることができちゃいます。とってもお得です！！
イアエステに参加するには、どうしたらいいの？
応募資格のある人は、９月ごろに応募書類を提出します。そして、１１月頃に試験を受けます。その試験に合格し、インターンシップ先に受入許可をもらえれば、参加できます。
応募資格は、テストを受ける次の年の時点で、日本の大学及び大学院に在籍している学部４年生以上の者であること。理、工、農、薬学のうちどれかを専攻していることです。
応募書類は、応募用紙２枚、研修志望理由書、課題英作文２つ（それぞれ指定の用紙２ページ以内）、受験料銀行振込控のコピー、成績証明書（必ず、英語で明記）、TOEFL , TOEICなどの英語能力証明書があれば、提出というものでした。理系の学生というのは、忙しい人が多いと思うので、これらの書類を作成するのは、大変だと思います。夢咲も大学の授業の関係で、これらの書類を作成するのは、とても大変だった覚えがあります。でも、この応募書類を作った経験から就活の時のエントリーシートや自己ＰＲを書くのに役立ちました。後で役立つこともありますので、トライしてみてください。
試験は、日本語、英語による口頭試問と英語の筆記試験です。これらの試験は、応募書類を真面目に作った人であれば、合格できるようなものでした。ですが、学部生の場合は、院生とプログラム参加の権利を競わなければならないので、できる限りの努力をすることをお勧めします。熱意が何よりも大切です。
詳しくは、イアエステのＵＲＬをご覧下さい。http://www.iaeste.or.jp/jp/index.htm
そして、大変な試験、受かるかもわからない試験に挑む勇気を持ってください＾＾
イアエステの試験を受けたときのことは、このサイトの「夢咲の海外への挑戦」というところに載せています。
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