英語小論文の書き方

留学や海外インターンシップなど、様々なチャンスをつかんでいくには、小論文が書けることが必要不可欠です。夢咲は、海外インターンシップに応募する時に、英語の小論文を書きました。一生懸命、日本語で納得のできる内容の小論文を考え、それを英訳しました。その小論文をネイティブスピーカーに見せたとき、ネイティブスピーカーは、私の小論文を少し読んだだけで、全く意味がわからないと言って、それ以上、読もうとしませんでした。私は、その時、私の英訳能力がないのだと考えましたが、英語の小論文の書き方を学んだ時に、そうでは、ないということを理解しました。私の小論文は、英訳が悪かったのでは、なく、英語の小論文のルールを無視して書かれたものだったのです。英語には、英語の小論文の書き方というものがあります。それをマスターしてはじめて、内容が生きてくるのです。ここでは、小論文の書き方について述べます。

主題
まず、小論文を通して何を訴えたいのかを決めてください。小論文は、全体で一つのことについて述べられる必要があることに注意して下さい。

例  ごみ問題解決のために機械系技術者ができることは、何か。

構成
次に全体の構成を考えます。
英語の小論文は、構成が決まっています。読み手は、小論文と聞けば、この構成で書かれていると思って読むので、この構成を無視して小論文を書くと、何が言いたいのか、わからないということになってしまいます。小論文とは、主題を支える「いくつかの段落(body)」とそれらを結びつける役割の「導入(introduction)」と「結論(conclusion)」から成ります。

小論文の構成
1 「導入(introduction)」
2 「いくつかの段落(body)」
3 「いくつかの段落(body)」
4 「いくつかの段落(body)」
5 「結論(conclusion)」


   1 導入
   2 ごみ問題とは、何か。
    2−1 ごみ問題を解決するための5つのステップ
   3 ごみ問題を解決するために必要不可欠な要素
    3−1 減量
    3−2 再利用
    3−3 再資源化
   4 ごみ問題を解決するための技術
    4−1 機械設計
    4−2 制御技術
   5 結論

導入(introduction)
導入(introduction)は、自分の意見を述べる部分と一般的な意見を述べる部分から成ります。導入(introduction)を書くことは、難しいのですが、以下に述べる4つの目的を満たすように書くと書きやすいです。
1 小論文の主題を紹介する。(意味を説明する。)
2 主題の一般的な背景を述べる。
3 小論文の全体的な計画を示す。(どういった切り口でどのように進めていくのかなど。)
4 読者のその小論文に対する興味をかきたてる。

いくつかの段落(body)
小論文での主張を支える要素を3つぐらい用意し、3つの段落をつくります。この3つの段落で、なぜ自分がそのように主張するのかを伝えられるようにします。その一つ一つについて、まず、概要を書き、次に詳細を書いていきます。一つの段落につき、一つの要素についてのみ、論じます。一つの段落は、主題と主題の根拠となる部分と結論からなります。

結論(conclusion)
次の2つのことを満たすように書くと書きやすいです。
1.大切な部分の要約をする。もしくは、主題を違った言い方で言い換えます。
2.あなたが与えた情報にもとづいて、あなたの主題についての最後のコメントを書きます。

結論がくることを表す語句を使うと、読み手にとって、読みやすくなります。
結論がくることを表す語句
all in all, in brief, in conclusion, in short, in summary, indeed, It is clear that...., We can see that..., The evidence suggests that...., These examples show that...


段落を書くときの注意
段落は、主題、主題を支える部分、結論の3つの部分からなります。主題がくる場所は、最初の一文、もしくは、最初と最後の一文です。文章が長くなるときは、最初と最後の一文に主題をおくのがよいでしょう。最後の一文のみにくる場合もありますが、これは、ドラマチックに言いたい時に使うので、多用しないようにしましょう。結論は、必ずしも必要では、ありません。結論を書く場合は、主題を要約したり、主題についての最後のひとことを書くようにします。段落は、一つの主題について書くようにします。例えば、主題が「島国の利点」であれば、利点についてのみ述べるようにし、欠点について述べては、いけません。次に、段落を構成する文は、全てその段落の主題を直接に説明するものでなければなりません。例えば、「年金問題」について論じているとしましょう。このとき、原因の一つに「少子高齢化」がでてくるかもしれません。しかし、そこで少子高齢化について論じてしまっては、いけません。もし、少子高齢化について論じたいのであれば、新しい段落をつくる必要があります。さらに、小論文と一つの段落を書くことの違いは、長いか、短いかということだけなので、英語の段落を書くときに言えることは、小論文についても言えることを理解しておいてください。



さぁ、これでみなさんは、英語の小論文の概要を理解されましたね!是非、一度、英語の小論文を書いてみてください。始めることが何よりも大切ですから^^




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